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August 31, 2013

チベット・アムド旅行2013年夏(成都~ゾルゲ)

早朝、成都の宿からタクシーで郊外の茶店子バスターミナルに行ったが、このあたりまで来ると昔とあまり変わってないような感じがする。
6時から切符の売り出し開始ということで扉が開き、急いで切符売り場に行って「ルオーガイ(ゾルゲの中国語名)一票(一枚)!」と言うと「没有」という答え。

「え?売り切れ?」と聞き直すと周りの人が、そうじゃなくてバスの便が無いと教えてくれた。どうやら当初懸念していた通りに7月初の洪水のせいで交通網が麻痺しており、まだまともにバスが走っていないという状況らしい。

こうなった時にどこからか現れるのが、闇バスの客引きである。ついて行ってみるとターミナルの端にワゴン車が止まっておりすでに何人か乗り込んでいた。金額はバスよりちょっと高かったが他に手段もないので乗り込み、やがて出発。

数時間走ったところでかつて四川大地震のあった汶川のあたりに近づいて来たと思ったらいつの間にか立派なバイパスを走っている。10年ほど前に来た時はこのあたりはのどかな川沿いの道だったと思うが、2008年の地震後に埋まった町の上に無理やりバイパスを作ったようである。

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最近まで土砂で埋まっていたバイパス。

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崩れた橋と家。

やがて、渋滞につかまり停車。はるか先には地滑りの跡が見える。今日中に着けるんかいな?と思っていたら、交互通行になっているらしくやがて車は動き始めた。

汶川の町でなぜか立派なバスに乗り換え。以前、中国のバスはバス会社が持っているんじゃなくて、バスのオーナーがバス会社にバスを貸していると聞いたことがあるが、非常時なので結局バスオーナーが闇バスをやっているということだろうか?

その後は順調に、茂県、松潘を抜けて行く。このあたりは、チベット系チャン民族の住むエリアで何に使っているのかよくわからない石積みの高い塔が立っていて、のどかな村が多いエリア・・・のはずだったが、かの有名な九寨溝に続く道のせいか今はどこも観光化されすぎてその面影は一切無くなっていた。

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寒村が今や観光名所になっている。
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途中で見つけた看板「仏陀の中国共産党万歳」って・・・??

川主寺の分岐を過ぎれば、やがて大草原が見えてくる。4年ぶりに見る風景に久しぶりの友達に会った気分で口元がにやけてしまう。

その日の夕方には無事にゾルゲ到着。途中でいろいろあって順調ではなかったけど昔はバスがパンクやら壊れるのはあたりまえだったので、それに比べたらずいぶん順調に着いたように思える。
 
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メインストリート。こんな感じだったっけ?

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町中にはソーラー充電式の街灯もある。
 
早速、安くて居心地のいい宿を見つけて荷物を置いて町を散策。10年前は写真をあまり撮っておらず記憶もあやふやなので「こんな町だったっけ?」という感じ。とりあえず前にも行ったことのある郊外のタツァゴンパの大量のマニ車を回しに行く。
自分の知る限りこれ以上マニ車が続くお寺は無いのでこの際だからと数えながら回してみた所、壊れているのを除いて全部で1145個。まあ大変でした。
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この一周全部の通路にマニ車が収められている。
ゾルゲの町を散策していて1つ気がついたことがあった。それはモモが食べたいと思ってチベットレストランを探してみたらほとんど無いことである。1軒だけ見つけたが高そうな店だったので入るのを躊躇したのだが、他はどこも中華料理の店ばかり。当然チベット人もそこで食べている。確かに中華料理に比べてチベット料理はバリエーションに乏しいとか、元々外食の文化があまり無いとかあるが、ここまで無いとは流石に驚きだった。
町自体が大きくなって、多くの観光客がやって来てお金を落としてくれるのはチベット人にとっても悪いことでは無いとは思うが、それにより文化的な一面が欠落して行くのは悲しいことに思う。

次回は、タンコルの町です。
 

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