外国人のチベット僧
先に書いた名古屋に出来たチベット寺ですが正体が判明しました。
それは”名古屋のチベット”と自ら呼んでいる守山区にある倶利加羅不動寺。(開く前に音量絞った方がいいかも?)だそうです。
このお寺の女性の住職はチベットのラサにあるジョカン(大昭寺)で”世界初のチベット仏教外国人受戒者”でありく”強巴曲珍(チャンバチュドゥン)”という名前をもらったそうです。(あくまでも”チャンバチュザンさん”ではありません。チャンバチュドゥンさんです。)
さて、このジョカンでチャンバチュドゥンさんがリンポチェとテーブルを挟んで一緒に写ってる写真をどっかで見たなあ~と思ったら思い出しました!かの有名なハリウッド映画俳優で大阪の十三で道場を開いていたこともある”ごんぶとさん”ことスティーブンセガールリンポチェです。
ちなみにスティーブンセガールは1997年にテルトン(埋蔵教発掘者)の生まれ変わりとしてニンマ派のリンポチェ(活仏)と認定されたようです。
また外国人チベット僧に関してもっと古い話を言えば中国の侵攻以前のチベットは鎖国状態でありながらもモンゴルや清からの留学生は受け入れていたわけだし、1901年にチベットに初めて潜入した日本人である河口慧海や1913年から10年間も修行していた多田等観もラサのセラ寺にいました。
本来チベット仏教を理解するにはチベット語が出来ないと難しく、現在広島在住のデプンゴマン学堂のケンスルリンポチェも”チベット僧になるならチベット語は必須”と述べています。
ケンスルリンポチェ談話
----弟子になりたいとか、出家したいという日本人が来たらどうしますか。
チベット式の僧侶となりたい、そして弟子に欲しいという方が来られても、ちょっと困ります。安易な気持ちでは、僧侶としてはやっていけませんし、日本にも伝統的な仏教があるのにわざわざチベット式の僧侶になる必要もあまりないとも思います。もしも本当にチベットの僧侶になるのならば、チベット語の語学力や仏教への予備知識なども必要になります。(抜粋)
実際に私の友人にも日本人チベット僧がいますがチベット語は無茶苦茶堪能です。やはり語学力でハンデのある外国人がチベット僧としてやって行くには並大抵の努力では済まないのでしょうね・・・。
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