犯罪経歴証明書の特別発給をお願いするために再度外務省に電話。
懸念していたのは、証明書が必要になる法令のコピー。それを学校に要求したら出てきたのは、入学申請の必要書類リストの中の”その他学校が要求する書類”の記載だけだった。
「こんなの通用する訳ないやん」
そこで外務省の担当者と相談した結果、「中国の学校は基本的に国公立だろうからホームページ等でその記載があれば国の要求と解釈して発行します」ということで以下の書類をメールで送るということになった。
1.留学生申請書
2.証明書の提出要求があったことを示す文書(レター、和訳付き)
3.国公立の大学であることが分かる資料(ホームページの記載、和訳付き)
4.取次依頼書(申請書)
あと、早期発給依頼書も作成を勧められた。通常特別発給には1-2ケ月かかるので時間が無いなら発行を早めてもらうための嘆願書を付けた方がいいということだった。
急いで全て作成、日本語訳も知り合いの中国人にチェックしてもらって問題なかったので提出。
無理かなと思いながらも年末までの1週間で出して欲しいと依頼。そしてちょうど仕事納めの日に警察庁から電話があり、特別発給が出たので申請に来てもいいという連絡だった。
スゲー、1-2ヶ月が1週間になった。やるやん外務省。
というわけで仕事を休んで大阪城近くの警察庁で早速犯罪経歴証明書の申請。
ロビーでしばらく待つと担当官がやってきて、共に階上の小部屋に入った。
目の前の機械に指を一本のせてスキャンしてみる。「冬で乾燥してるんで反応悪いですね。そこのクリームを指に塗ってください」
そしてすべての全ての指を一本ずつ係官に押さえつけられながら指紋を念入りに取られた。なんかこれは嫌だなあ。
これを警察の指紋データベースと突き合わせるらしいけどなんだか複雑な気分。少なくともこれで自分の指紋はデータベースに載ってしまった。これで何かあったらすぐにばれちゃうわけね。いや別に何か悪いことをする訳じゃないからいいけど、でもなんか複雑な気分。
さてこれであとは証明書が発行されたら即学校に送って、あちらからの入学許可証(JW202)をもらって留学ビザ申請するだけ。
・・・と思ったのもつかの間、仲介してくれてる知り合いから、事務局とのやり取りのメッセージが送られてきた。
それによると、「2020年1月1日に規定が変わって留学の許可は教育庁(日本の文科省みたいなもん?)の承認が必要になりました。よって3/末の入学になります」という内容だった。
話がややこしいので知り合いと電話で直接聞いたところ、「3/初に1ヶ月の観光ビザ?で来て、JW202が発行されたら日本に持って帰って1年間の留学ビザを取って3/末から授業を受けるかも」といったようなややこしい内容だった。
えー、3/初から授業受けようと思ってたのに、それに飛行機代もかかるやん。
ほんとめげるわ。こういう中国で方針がコロコロ変わるのは慣れてるけど、今年に限ってなんでこうなる?
それでも証明書も出たし、長い時間がかかってようやく申請が終わった!
・・・と思ったのも束の間、今度はコロナウィルスという「ボスキャラ」が現れた。
ここまで頑張って整えてきたのに、これからどうなるの俺???


つづく
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